2016-06-10

2セメ終了!/インテリアデザイン学科専攻のATKさん(VIP2015年卒)

お久しぶりです。

5月の末に遂に2セメスター目を終えました。今回は、1セメスターの時よりも課題の企画自体ももっと大掛かりで実用的なものになり、時間に追われる毎日で、学校に篭りっきりの3ヶ月でした。本当に疲れた・・・。そんなこんなでブログの更新には手付かずだったので、僕が受講していたクラスの内容を少しシェアできればと思います。


今回、履修したクラスは
1. STUDIO 2
2. HISTORY & THEORIES
3. CONSTRUCTION DOCUMENTS
4. PRINCIPLES OF INTERIOR DESIGN
5. ESL 1800 ADVANCED
6. FURNITURE DESIGN
合計18単位


1. STUDIO 2 (必修)


この授業は以前にも説明したかもしれませんが、日本の大学のゼミみたいなクラスです。週に3回授業があり、そのうち2コマは与えられた企画を進めていくもので、もう1コマはRHINOという3Dのソフトを学びます。僕のクラスではセメスターを通して3つの課題があり、1つ目はパブリックスペースのデザイン、2つ目は素材についての研究、そして最後はニューヨークに実在の建物でその昔女性の刑務所だった場所に、パブリックスペース(課題1)、オフィス、そして講堂の3つの空間をデザインするという課題でした。課題2でやったマテリアルスタディーも1つの空間要素として取り込みました。この課題で大事だったことは、3つの空間の連動性と実用性、図面の正確性、コンセプトの明確性を踏まえた上で、どう空間を面白く展開できるかということでしたが、今回の先生はかなり厳しい先生で、僕も含めてクラスメートもみんな悪戦苦闘していましたね。。。僕自身も周りについて行くべく、初めから最後までフルスロットル全開だったので、無事終わってかなりホッとしています。



2. HISTORY & THEORIES(必修)


これは完全に抗議スタイルの授業で、主に17、18世紀のヨーロッパ建築、インテリアの内容でした。課題は、1500文字のリサーチペーパー、20分程度のリサーチプレゼンテーション、そして5−10分程度のまた別のプレゼンテーションの3つで、あとは郊外授業でメトロポリタン美術館に3回行きました。




3. CONSTRUCTION DOCUMENTS(必修)


はい、これは1週目でドロップしました。ただただ課題の多さに手に負えなかったです。しかし、セメスターが始まって最初の2週間の履修期間中は、ドロップしても成績には反映されないため、体を壊さないためにも早めに見切りをつけるのも、一つの手だと思いました。最初はなんとかなると思って受講してみたものの、なんともならなかったです。また次のセメスターで頑張ります!



4. PRINCIPLES OF INTERIOR DESIGN(必修)


講義名を見るとインテリアの定義みたいなもので基礎的な知識学ぶんだと、そう思う人も多いと思いますが、実際に蓋を開けてみると、この授業は抽象的な考え方と形を起こすプロセスと練習で、模型を大量に作らされます。課題は毎回違うテーマの中で自分で作ってきた抽象的な模型を、どのようにしてその形になったのかというプロセス、コンセプト、アウトカムの3拍子で毎回プレゼンテーションといったなかなか奥が深い高度な内容でした。



5. ESL 1800 ADVANCED(必修)


英語のクラスです。内容は各先生によって全然違ったみたいですが、僕のクラスはライティングとスピーキングがメインでした。授業はディスカッションベースの意見交換で、内容は、政治や文化、社会問題といったところでしょうか。セメスター内では、エッセイ、アメリカ文化についてのなにか自分で1つテーマを決め、最後にリサーチプレゼンテーションを行いました。



6. FURNITURE DESIGN(選択)


このクラスでは主に3つの家具をデザインしました。始めにに3人掛けのソファー、そしてコーヒーテーブル、最後に部屋の仕切りです。まずは人間が家具を使うときの適正な寸法を知ることから始まり、その後素材のバリエーションや耐久性、他にも仕上げやコストについても学びます。最後のプレゼンテーションでは、デザインした3つの家具を3D上で空間に配置してデモンストレーションをしてみるという内容でした。僕はもともと家具が好きでデザインの勉強を始めたので、選択授業では家具をとりましたが、もちろん他にも素材に特化した授業や、カラー理論、ドローイング、ライティング(照明)などなど、選択授業も面白そうなクラスはいっぱいありますよ〜!




そんなこんなで忙しくこの3ヶ月を送っていたのですが、やはり課題量がすごく多い分、やりがいと手応えはそれなりに皆さんそれぞれあると思います。入学以前の噂通り、パーソンズ、特にAASのコースはスパルタだと思いますし、周りの生徒も本当に真剣です。ニューヨークに来て、気づけば早一年。まだまだ未熟ですが、この環境で確実に一歩一歩前進できているような気がします。





 ATK

2016-01-24

2セメ開始/インテリアデザイン学科専攻のATKさん(VIP2015年卒)

とうとう明日より2セメが始まります。まだ休みの気分ですなどという戯言を言っている暇もなく、おそらくスタートからまた課題三昧の毎日が待ち受けているに違いありません。今回は履修登録について、少しお話できればと思います。

パーソンズでは授業開始の約2ヶ月半前から履修登録が始まります。へぇーそんなに時間あるんだときっと思うでしょう。しかし、人気のクラスは履修登録開始5分以内で定員オーバー。自分が取りたいクラス(特に先生)を全て受講するのはなかなか至難の技です。ただ勿論2ヶ月半の過程で変動が多々ありますので、定員オーバーのクラスでもWAITING LISTという名の予約制度的なものに名を入れておけば、もし誰かがそのクラスを抜けた時に優先して入ることができますので、望みは十分にあります。一度授業が始まりますと、2週間弱はお試し期間で自由にまた時間割を組み直すことが可能です。

ここで今回の僕の時間割を1つの例に詳しくご紹介します。(インテリアデザイン学科生徒のスケジュールです。)


今回、現時点で8クラス(18単位)を履修登録しております。インテリアデザイン学科の2セメスター目では必修でスタジオが週3回行われます。この授業が一番の山になることは間違いないと思うのも、通常週1回のクラスが基本のため課題制作には一週間の猶予がありますが、これが約2日に一回のペースで他の授業と合わせてこなしていかなければいけないからです。ただ、もちろん何にせよ大変なのに変わりはないのですが... 

上記の時間割表の中で、選択教科はFURNITURE DESIGNのみで後は全て必修科目です。インテリアデザイン学科では毎セメスターごとにスタジオのクラスが時間、単位ともに結構な割合を占めるので選択科目を取れる数はそう多くはありません。

そして、これは AASプログラムの学部生全てに言えると思いますが、18単位〜20単位(MAX)は正直ハードなスケジュールだと思います(不可能ではありません)。とは言いつつ、18単位履修している自分がここにいますが、これはあくまで現段階での時間割です。恐らく個人的な感覚では14単位〜16単位がベストなのではないでしょうか。実質、何セメスターで卒業予定なのか、デザインの分野での経験ある無しによっても状況は変わってくると思いますが、3セメスターで卒業見込みの方にはこれくらいを目安にしていただければと思います。

さて、最近は極寒のニューヨークですが、この場所で学べるという機会の大切さに感謝しつつ、明日よりエンジン全開のフルスロットルで日々前進あるのみです。







ATK


2016-01-22

冬休みにメキシコ旅行に行ってきました!/インテリアデザイン学科専攻のATKさん(VIP2015年卒)

どうもこんにちは。現在約1ヶ月のバケーションの真っ只中ですが、せっかくの機会なので先日メキシコまで旅行してきました。


今回はその経験から感じたことを少しだけシェアできたらなとは思いますが、本題に入る前にまずアメリカの大学の長期休みのシステムと、その過ごし方について手短に述べたいと思います。ご存知の通りアメリカは日本の大学と違い基本的には秋入学の2学期制です。9〜12月末までの秋学期を終えると約1ヶ月間の冬休み、それから1月末より5月中旬までの春学期を終えると長い約3ヶ月の休みに入ります。この間に故郷へ帰る人もいれば、旅行に行く人、またインターンシップの経験を積む人など使い道は人それぞれです。僕はインターンの経験は残念ながらまだありませんが、今後もし機会があればその状況なども随時お伝えできればなとは思ってます。

さて今回のテーマは旅行なのですが、それを書こうと思ったのも、遠く離れた島国日本とは違い、アメリカは旅行という点においては好立地なんですよね!特にニューヨークはヨーロッパへも近いですし、カナダもすぐ側です。日本の真反対の南米の方へもアメリカからだとそう遠くはないと思います。もちろんただ遊びに行くという話をしているのではなく、その国の歴史、デザインや文化など実際に足を運び自分の肌で感じるというのは、デザインを学ぶ上でも一つ大切なことなのではないのかなと実感しているからです。

メキシコシティでの様子はこのブログの最後で写真を幾つか載せますが、今回の一人旅で一番感じたことは、パーソンズではセメスター中は時間に追われる毎日で、インプットに費やす時間というのはほとんどありません。だからこそ、長期休みはインプットの時間を十分の確保できますので、色んなところに足を運んでみたり、色んな人と交流したり、自分でなにかを追求したりと有意義に使うものではないのかなと思うのです。もちろん人それぞれ目的やゴールは違うのでインプットの方法も違うと思います。しかし、僕の今回の経験は次のセメスターに、大いに活かせるものだと確信しております。










余談ですが、最初は少々息苦しさ(良くも悪くも)さえ感じたこのニューヨークもやはり住めば都、メキシコから帰って来た際はなんだかホッとしましたとさ。

ATK